MLBファンも注目するオフィシャルコラボグッズ。
オリンピックで沸いた今年の夏も終わりが見えてきた。そしてここからは“スポーツの秋”に向かって国内外のさまざまな競技が楽しめるシーズンでもある。なかでも今回は、ファッションシーンでもお馴染みのMLBカルチャーに触れてみた。
日本でお馴染みのMLBチームといえば、ニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・ドジャースの2チームが挙げられる。普段何気なく目にするロゴ、特に、NYの文字でお馴染みのヤンキースのベースボールキャップは、世界的に見てもストリートファッションアイコンのひとつと言える。その中でもNYキャップを事実上有名にした一人が、映画監督のスパイク・リー氏と言っても過言ではない。本来ベースボールキャップは、チームカラー以外の色やデザインのバリエーションが展開されないというのが当たり前だったのだが、90年代後半に、スパイク・リー氏がニューエラ社に、ヤンキースのキャップを伝統のネイビーでなく、赤で作って欲しいと個人的に依頼し、赤いヤンキースキャップを制作させたのは、有名な話だ。そのキャップを被って応援する彼の様子がテレビ中継で流され、瞬く間にその存在が認知された。以後、ヤンキース、ドジャース、ジャイアンツ、レッドソックスなどの人気チームを始め全チームのキャップが、毎シーズンファッショナブルなカラーリングやデザインのコレクションが展開されることとなった。
ちなみに、このヤンキースロゴには、実はあのティファニーがデザインしたという逸話がある。厳密にいえば、このロゴをヤンキースのマークとして使用し始めたのは、1909年。ヤンキースの前身となるチームであったニューヨーク・ハイランダーズのロゴとして使われたのが始まりだ。さらに深掘りすると、ロゴがデザインされたのは、1877年で、元々は、ニューヨーク市警の警官に贈られる名誉勲章のデザインをルイ・B・ティファニー氏が手がけたものだったと言われている。つまり、名誉勲章のデザインをティファニー氏がデザインし、それを約30年後にニューヨーク・ハイランダーズのチームロゴに採用。その後、ニューヨーク・ヤンキースのロゴとして定着したということになる。そしてプレイヤーの活躍に加え、彼らに憧れるファンやキッズなどが着用したことでニューヨークのシンボルとなった。余談になるが、今シーズンの東京読売ジャイアンツは、球団創立90周年を記念して、ティファニーとのコラボユニホーム&キャップを着用している。
一方で、ヤンキースと双璧をなすロサンゼルス・ドジャースは、今や世界のスターと言える大谷翔平選手が所属する超名門チーム。かつては、ニューヨークのブルックリンが本拠地であったが、1958年にロサンゼルスに本拠地を移し、西海岸を中心に不動の人気を誇っている。チームカラーは、ドジャーブルーと呼ばれる青。1995年に、日本球界の反対を押し切ってドジャース入りした野茂英雄氏が大活躍したことで、日本でも大人気のチームとなった。ちなみに、当時の監督トミー・ラソーダ氏の有名なフレーズは、「オレの体にはドジャー・ブルーの血が流れている」。
ドジャースのロゴもまたファッションアイコンとして人気だ。ロスの街はもちろん西海岸エリアでは、大人も子供も、ハリウッドセレブからギャングたちにも愛されるキャップである。2023年のグラミー賞では、ラッパーのケンドリック・ラマーがカスタムしたドジャースキャップを着用していたことは記憶に新しい。
そんなMLBの人気チームのオフィシャルコラボグッズが、実は、虎ノ門で購入できるのをご存知だろうか?
場所は、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 2階、SELECT by BAYCREW‘S内にある〈THE STAND fool so good(s)〉。不定期で入れ替わるオフィシャルコラボのMLBグッズは、いつのぞいても新しく、タイミング次第では、珍品?にも出会える。今ならば、ドジャースキャップのコレクションや、ヤンキースグッズなど、お土産やプレゼントにも使えるグッズが勢揃い。ただし、それぞれのアイテムには限定数があるので売り切れ御免!