LANG JP EN
( Magazine )
FASHION / CULTURE / PEOPLE / ART / FOOD / STAFF BLOG / FASHION / CULTURE / PEOPLE / ART / FOOD / STAFF BLOG /
松尾忠尚/ジャーナルスタンダード メンズ コンセプター
ホットドッグ専門店〈THE STAND fool so good(s)〉のホットドッグ
FASHION | 2024.3.28

スタイリスト・辻直子さんと行くショップクルーズ。

SELECT by BAYCREW’Sの広い店内をクルーズするのは、女性誌で活躍するトップスタイリスト・辻直子さん。ファッションのプロである彼女のお眼鏡にかなう注目のコーナーを伺いました。

Photo: Hiromichi Uchida / Text: Keiichiro Miyata / Edit: Shigeo Kanno
SHARE

自分の新たな一面を発見させてくれる。

オープン前から話に聞いていた通り、店内にはいろいろなテイストや個性が混在していて、「SELECT by BAYCREW’Sって、こんな女性像のお店だよね」って一言で表せないのが、このお店の魅力だと思います。約800坪にも及ぶ広い店内には、ショップのバイヤーである数々のキュレーターたちの「好きなもの」がエリアを区切らずに並べられていて、セレクトの偏りがない。それでいて、きちんと調和されていて、常に新しい刺激がある。これって、まさしく“洋服をセレクトする店(セレクトショップ)”のあるべき姿だと思うんです。

真っ先に足を運んだのが、どこよりも広いスペースでMUSE de Deuxième Classeの世界観が表現された2階のコーナー。コロナ禍を明けて、世界がリスタートする中で、少しずつ華やかな洋服にも手が伸びる機会が増えてきて、今ちょうど着たいと思う服がここに揃っています。例えるなら、ちょっと手が届きそうで届かなそうな服たち。「自分のワードローブにはないけど、これを入れたら刺激になるかも」という素敵なアイテムや、「今までの自分を飛び越えさせてくれそう」と思うような少し挑戦的なデザインの服。こういった、自分の半歩先を乗り越えた時に、より女性らしくなれたり、なりたい自分に近づけたりすると思うんです。むしろ輝けるチャンスをもらえたと思うべきかも(笑)。そんな刺激がMUSEには溢れています。そのコーナーの手前には、ギフトショップをコンセプトにしたTHE STANDがあって、ここは私にとっても新たな発見があった場所。

普段なら、なかなか足を伸ばすことはないようなテイストのお店だけど、SELECT by BAYCREW’Sって迷い込むように次のコーナーへと繋がっているんですよね。食わず嫌いな感覚は捨てて商品を手に取ってみると、“意外とありかも”と思うようなものがあって、気になったのが、カシミヤのベースボールキャップ。

あとは、3階のHerringboneのスニーカーや、NY発のストリートブランド〈NOAH〉のラックの片隅に吊り下げられているヴィンテージTなど、レディースショップでは出会えないようなアイテムにも惹かれました。男性のキュレーターが買い付けたコーナーは、独自のカルチャーが滲み出たセレクトになっていて、凝り固まった自分の世界から連れ出してくれる。そういう好奇心を煽ってくれる場所って、実はとても大事。街でウィンドーショッピングしていると、なかなかメンズショップには入りにくいし、こういう機会に出くわすことがないから、とてもユニークな時間でした。

洋服だけじゃなく、ジュエリーや眼鏡、さらにアートまで体験できる。

眼鏡がずらっと並ぶEYETHINKのような空間は楽しくって、ついつい色々と試してしまいます。眼鏡は、ファッションで「自分の印象を変えてみたい」という時のもうひと押しにぴったりで、かけた途端にクールさや知的さなどのキャラクターを持たせたり、ギャップも作れる。90年代に流行ったオーバル型のサングラスをかけると、当時の思い出や音楽が頭に浮かんだりして、自分なりの時代の空気感も纏えるから、昔から眼鏡やサングラスが好きなんです。

あと、フォントが昔から大好きで、国内外の写真集やアートブックが揃うtitle:は、いろいろなデザインフォントが見つかるから刺激的。そういった場所がセレクトショップの中にあるのは嬉しい。わざわざ洋書店に行くとなると腰が重いけど、ここなら気軽に、かつ気楽に入れます。細かな年代やカルチャーなどのウンチクは抜きにして、インスピレーションで本を手に取って、ペラペラとページをめくって、また次の本に手が伸びる。そうやって、SELECT by BAYCREW’Sのあちこちでショッピングを楽しんでいると、あっという間に半日が経ってしまいます。「アレを買おうか、どうしようか」と悩んだ時や、ひと休みしたい時は、2階からも3階からもアクセスできる場所にRITUELがあるのも心強い。

モーニングにも、ショッピング中のひと休みにも。

ここに来たら、絶対食べてもらいたいのがクロワッサン。バターたっぷりでかむほどに口の中に広がる、「もう一個食べたいな」で食べ終わる。甘いものにも目が無いので、フィナンシェは自宅用にテイクアウト。そうやって、量もタイミングも気持ちに素直に食べることを心がけています。そしてもう一つ大切にしているのが、誰と食べるか。やはり、楽しい会話が食事をおいしくする最高のスパイスだと思うんです。その点、RITUELは、天井が高くて開放的で、テーブル席は隣の席と仕切られていて声が届きにくいから、話に花が咲く。だから、おいしい料理が100倍おいしく感じます(笑)。朝8時からモーニングをやっているので、子供を幼稚園に送った後のママ会にもぴったり。駐車場も駅も直結だからベビーカーの人も来やすいし、どんな人も楽しめるSELECT by BAYCREW’Sの世界観がここにも行き届いています。

ちなみに、今日着用したセットアップはどちらもIENAとコラボレーションしたもの。ベージュと白を基調にしたRITUELの空間に映えるピンクのニットセットアップは着るだけで、場に映える。そして、着ている私はリラックスできているんです。きちんとしたいけど、楽でいたいと思う今日のようなRITUELでの食事シーンにはぴったりの装いです。前半で着たシルクのセットアップは、スニーカーにもヒールにも合わせられて、あとはジュエリーの付け具合によっても、カジュアルにもドレスにも見せられる仕様になっています。どちらも自信作です。4月5日(金)から、SELECT by BAYCREWS 3階に並んでいるので、ショップクルーズの際にはぜひ手に取ってみてください。

IENAと辻さんのコラボレーション特集ページはこちら