シトウレイさんが選ぶ、この秋冬のベストアウター!
ストリートスタイルの目利きで、パリコレクションにも毎シーズン訪れているシトウレイさんがこの冬に着たいアウターは? SELECT by BAYCREW’Sをクルーズして見つけた、お気に入りの5着をご紹介。
理想のアウターを求めてショップクルーズ!
冬の装いって、全身の中でほとんどアウターが占めるじゃないですか。だからこそ普遍的なものではなく、ひと癖あるデザインを求めますね。個性的な服ってヴィンテージや旅先で見つけたりするから、意図的にアウターだけを探しに買い物に行くことは少ないかも。だからこそ、さまざまなブランドが編集されて並んでいるSELECT by BAYCREW’Sはユニークで興味が沸きます。
やっぱりボリューミーなファージャケットって可愛い! 時代やトレンドを問わず、永遠に着続けると思います。〈イヴ サロモン〉のショート丈ジャケットは表地がレオパード柄で迫力満点。ライニングがレザーなのも流石のこだわりですね。
〈システム〉のポンチョ、ダブルフェイスで上品だし、色々な着こなしができそう。〈エーピー ストゥディオ〉のオーバーシルエットジャケットも新鮮ですね。アウターといっても多様的なので、色々な選択肢があって楽しい!
最近はアメカジが気分。着古してちょっと経年変化が出たような味わいのあるカバーオールが欲しいと思っていました。〈ヨーク〉のレザージャケットも若干ダメージが入っていて表情豊か。〈タナカ〉の超ミニジャケットも、着てみると意外と馴染むかも。
今季らしさを出すならフルレングスの長尺コートがおすすめ。グレーなど落ち着いたトーンは上品な雰囲気でクールに決まりますね。でも私は派手なデザインが好きだから〈アラヌイ〉の総柄コートにも惹かれちゃう(笑)。ジャガード編みの贅沢な一着を纏って、あえてコンビニに行きたい。
シトウレイさんが気になるのはこの5着!
「最初見たときは個性強い! と思ったけれど、実際に着ると体のラインが美しく見えるよう考えられていて素敵ですね。派手なものほど、着てみるとなんとかなると再認識した一着」。表面が鮮やかなイエローのベルベット生地、裏面がベージュのナイロン素材で表情の違いが楽しめる〈タナカ〉のダウンジャケット。ファスナーの引き手には天然のクリスタルを使用。
「もともと、ボロボロになった〈カーハート WIP〉の古着を買おうと計画していたところでした。でもこの現行モデルも秀逸ですね。ウィメンズがモードにも着られるよう、パターンへの配慮がされている。袖口のディテールなど随所へのこだわりも見られます」。
「そういえば、こういうアウターって持っていなかったかも。リバーシブルで色々な着方ができるし、付属のピンを留める場所によって個性ができるのがお気に入り。着心地もよく、軽いのに肩からずれ落ちない作りなのも魅力的ですね」。
「リアルファーのような表情豊かさはヴィンテージにリスペクトを表している証。裏地がついているから袖も通しやすく、着心地も軽くていいですね。それにダブルジップというのもポイント高い!開け方によってインナーの見せ方も工夫できて着回し力がありますね」。
「〈エンネオット〉のチェスターコートはシルエットが綺麗で、背面裾のベンツをあえて短くしているから、ふわっと自然な膨らみが生まれていいですね。歩いているだけで格好よく決まる、ハンサムなシルエット。上質な素材のコートをバサッと羽織るのが今季っぽいムードですね」。ミラノのMENCHI社のカシミヤをたっぷりと使用したダブルフェイス仕様。