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松尾忠尚/ジャーナルスタンダード メンズ コンセプター
FASHION | 2024.5.22

〈inperfect denim〉のポップアップイベントが開催。デザイナーも来日!

NYのブルックリンをベースに活動する注目のデニムブランドinperfect denim。SELECT by BAYCREW’S では、5月25日(土)〜6月2日(日)の9日間でポップアップイベントを開催する。スペシャルなアイテムの販売や2024年秋冬シーズンのオーダーも可能だ。イベント初日に参加するデザイナーのBrandon Hosleyに、自身のブランドについてインタビューを行った。

Text: Momoko Ikeda / Edit: Shigeo Kanno
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Q1. ブランドのコンセプトを教えて下さい。敢えてImperfectという単語をブランド名に入れているところが興味深いですが、今のNYのインクルーシブな空気を反映しているのでしょうか?それともデニムの特徴としての表現なのでしょうか?

A1. 自分自身や一点ものに価値を見出す人たちに向けて作り始めたのがinperfect denimなんだ。ブリーチしたり、生地違いのデニムを組み合わせてそれぞれに色やテクスチャーの異なるユニークなプロダクトで、同じものは2つとない。それがこのinperfect denimという名前の由来でもある。ブランドを始めた頃は、完璧なデザインを作り上げようとしていた。漂白剤の滴とか、柄のよれといったデザインのミスとみなされるものをなるべく無くそうとしていた。でも、そういうミスとみなされる不完全なものこそが、デザインの一部だと気づいたんだ。欠点がジーンズを特別にし、物事を面白くする一部であることを反映したのがこの“inperfect denim”というブランド名なんだ。

Q2. Brendonのキャリアのバックグラウンドを教えて下さい。 

A2. ファインアートを学び、パーソナルスタイリストやファッションマーチャンダイザーを経験した。地元のシカゴでは、DIYアートの展覧会のキュレーションを担当したこともある。 空間をアートやクリエイティビティのために再利用することに興味があった。NYに移り住んでからは、ファッション業界で生地生産やマーチャンダイザーとして働いていた。そして再利用や再構築してきた経験を、人々のスタイルによる自己表現の欲求と組み合わせることを考え始めたんだ。

Q3. デニムに特化したアップサイクルブランドにしようとした理由はありますか?

A3. 若い頃から、アップサイクルの素材の縫製方法を学んでいたんだ。その言葉の意味を知る前からね。さまざまな生地や素材を漂白する実験する中で、デニムが最も化学薬品をキープすることに気づいたんだ。漂白剤によく反応し、色がデザインを引き立てるんだ。

Q4. 今のNYにおけるアップサイクル デニム シーンの状況を教えて下さい。

A4. NYでのサステナビリティに関するシーンの盛り上がりは素晴らしく、世界的にもこの流れは加速しているよ。持続可能性に焦点を当て、衣服をアップサイクルしている多くのデザイナーにもたくさん出会ってきたし、コミュニティがある。NYという街はアップサイクルデニムに対する情熱と愛情が溢れていて、ここでその一員としてブランドを作れて嬉しいよ。

Q5. 大胆なグラフィックが特徴的ですが、インスピレーションはどこからきていますか?
アフリカントライブ? またはキース・ヘリングぽくもありますね。

A5. 泥染めの布やクバクロスのようなアフリカの伝統的なテキスタイルからインスピレーションを得ている。子どもの頃から、僕の家によく置いてあった。手で書き綴ってデザインする際にこれらの柄を頭に浮かべるけれど、時間と共に自分ならではのオリジナルのシンボルや視覚言語が出来上がったんだ。

Q6. フリーマーケットでも販売していたようですが、とてもユニークな販売場所ですね。何か理由があるのでしょうか?または販売場所もブルックリンが中心なのでしょうか?

A6. ニューヨークにはサステナビリティにフォーカスしたマーケットがあるんだ。ブランドに対する人の反応を見ることもできるし、自分がなぜこのブランドに取り組んでいるかといったことを説明もしやすい。マーケットがinperfect denimを支えてくれたことに心から感謝してるよ。これからも、さらに多くの小売店舗やeコマースに展開する中で、マーケットでの販売はブランドの一部として残り続けるよ。

Q7. このブランドを通して伝えたいメッセージを教えて下さい。

A7. ファッションというのは、ユニークで物語性を持つことができるもの。アップサイクリングは、歴史を背負ったアイテムをあなたのものにしてくれます。私のデザインは一点モノであり、inperfect denimは自分自身を同じように一人しかいないユニークなものをして捉えている人についてのブランドです。

inperfect denim @inperfect_denim

Brandon Hosleyによりつくられた、NYのブルックリンをベースとしたデニムブランド。「古いものを取り入れ、新しいものを作る」という信念の元、デザイナーがハンドメイドでアイテムをつくりだしている。リサイクルデニムやヴィンテージデニムを刷毛で脱色するというシンプルな技法で描かれる、唯一無二の柄が特徴的。