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FASHION | 2024.10.25

深水光太さんと行くショップクルーズ。今ほしい冬アウター3選。

YouTubeをきっかけに、新時代のファッションアイコンとしても注目が集まる、OUR’sメンバーの深水光太さんがSELECT by BAYCREW’Sをショップクルージング! そこで見つけた、この冬に着たいアウター3選も発表します。

Photo: Kazushige Kochi / Text: Keiichiro Miyata / Edit: Shigeo Kanno
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深水光太
左/ニット50,600円/YOKE 右/ムートンジャケット286,000円/YOKE

“ザ・東京” を味わえる虎ノ門ヒルズ ステーションタワーへ行くたび、ワクワクする。

洋服を楽しむだけなら、家にいながらスマホでポチっとするだけでも満足できる時代だと思います。ただ、“ファッションをフルに楽しもう”と思うと、僕は必ず“体験”がセットなんです。これも、過去のショップスタッフだった経験が影響しているのかもしれません。店内にある家具や什器など、どんな空間で服を選ぶか。またスタッフの方から新たな情報を得られたりすると、同じ服でもさまざまな思いが乗っかって、袖を通す時の気分が変わってきます。これが服への愛情が高まるきっかけにもなるし、ファッションの本質でもあると思うんです。だから駅直結で、オフィスやレジデンスに囲まれた “ザ・東京”を感じられる虎ノ門ヒルズ ステーションタワーでのショッピングは刺激的でテンションがアガります。

そんな建物にある、SELECT by BAYCREW’Sは、服を選ぶときに、ちょっと大人な気分で背伸びさせてくれたり、無難になりすぎず攻めの意識を宿してくれたり、前向きにファッションを楽しもうとする気持ちを後押ししてくれる空間なので、新しいワードローブを見つけるには打って付け。そんな思いで、いつも目的なく足を運んで、自分の心を揺さぶるものはないかと、偶然の出会いを楽しみに店内を巡っています。

ポップアップだけのレアなジャケットとの出会いも楽しみ。

不定期で開催されるポップアップストアもショップクルーズの楽しみの一つ。だいたい目玉になるエクスクルーシブなアイテムが並ぶじゃないですか。現在ポップアップ開催中の、〈YOKE×JOURNAL STANDARD〉のコラボジャケットも今日たまたま訪れなければ出会えなかったもの。そういう発見は、ネットではなかなか味わえません。

レザージャケット143,000円/YOKE、中に着たニット173,800円/Maison Margiela ※〈YOKE ×JOURNAL STANDARD〉のポップアップストアは10月31日まで
レザージャケット143,000円/YOKE、中に着たニット173,800円/Maison Margiela ※〈YOKE ×JOURNAL STANDARD〉のポップアップストアは10月31日まで

エイジングされた〈YOKE〉のレザージャケットは、買ったその日から手持ちのワードローブにもすっと馴染んでくれるそうで、とても重宝しそう。昔から、漢はレザーというイメージがあって、レザージャケットには目がなくて、自分にとって欠かせない定番ワードローブなんです。経験上、レザーはこれくらいの程よい厚さがベストで、真冬はコートの下に着られるし、秋から春までロングシーズン活躍してくれます。やや色褪せた墨黒色は、真っ黒ほどモードっぽくならないので、30歳を迎えた今の自分の気分にもぴったり。

左/ムートンジャケット286,000円/YOKE 中/ニット173,800円/Maison Margiela、デニムパンツ34,100円/INPERFECT DENIM 右/レザージャケット146,900円/Sefr

30歳を迎えた新たな門出に、茶系レザージャケットを選びたい。

とはいえ、まだまだワードローブは、黒が中心。ただ、徐々にアースカラーやブラウン系のアイテムにも目がいくようになってきました。そういう気分もあってか、レザージャケットの2着目に選ぶなら、〈SEVEN BY SEVEN〉のスエードレザージャケットがいい。

レザージャケット140,800円/SEVEN BY SEVEN、マフラー付きスエット62,700円/Camiel Fortgens

黒レザーはタフな印象ですが、ブラウンは上品さを併せ持っていますよね。そこが、30歳を迎えた自分の気分にもぴったり。はじめからエイジングされたものも好みなのですが、ノーダメージの状態から自分で育てたいという憧れもあるので、このジャケットはクタッとなるくらいヘビロテして、味を出して着たい。

シンプルで上質なコートは、自分を引き立たせてくれる。

もう一つ大きな変化としては、“エッジの効いたものが正義”という考えが落ち着いてきたこと。今は、どれだけ長く着られるかを大事にしています。デザインはできるだけシンプルなものを。結果として、服が主役になり過ぎず、自然と、自分を引き立たせてくれます。そういう視点で全てを兼ね備えていたのが、ロロ・ピアーナ社の生地を使った〈ÉDIFICE〉別注の〈GABRIELA COLL GARMENTS〉のロングコート。

ロングコート220,000円/GABRIELA COLL GARMENTS for ÉDIFICE、中に着たブルゾン162,800円/GABRIELA COLL GARMENTS for ÉDIFICE

共地のブルゾンも展開していたので、グレー×グレーのトップスレイヤードでまとめました。このスタイリングも実際にショップに足を運ばなければ思いつかなかったので、これも一つの“偶然の出会い”。お決まりのコーディネートだけで凝り固まらず、予定調和じゃない、こういった経験がまた自分のセンスを磨いてくれる。だから、ショップクルーズはやめられない!