ギフトからディナーの後の食後酒まで。フェスティブシーズンを「T-MARKET」で過ごそう!
2025年もあと数週間を残すばかり。クリスマスや忘年会で集まる機会も多いけれど、今年のフェスティブシーズンは「T-MARKET」で過ごすのはいかが? そう、それは「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」B2階に広がる900坪の“食とカルチャーのマーケット”。虎ノ門ヒルズ駅直結という好立地に、レストランやスイーツ店、ギフトに最適なショップがギュギュッと集まる空間だ。クリスマスは「T-MARKET」に集合!
「ALL GOOD FLOWERS」
鮮やかな色使いとセレクトセンスに心奪われるフラワーショップ。
南青山や二子玉川などにショップを展開する〈ALL GOOD FLOWERS〉。“日々の暮らしに花と植物がある喜び”を提案してくれるフラワーショップだ。
「T-MARKET」内にある虎ノ門店は、ネイビーのタイルにピンクのネオンが目印。小さな店内にも関わらずヴィヴィッドカラーの季節の花々が常時30種類ほどディスプレイされ、まさに“百花繚乱”状態! バラや菊などおなじみの花々でも「こんな色や形が!?」と驚くような配色や大輪のものなど目新しい品種が並んでおり、そのセレクトの楽しさは眺めているだけでもパワーチャージできるほど。
そしてフェスティブシーズンの集いには、日頃の感謝と少しのウィットを込めてブーケを贈るのはいかが?
この虎ノ門店はふだんから近隣のオフィスからのオーダーが多いそうで、2日前までに予約すれば当日のピックアップ時間に合わせてブーケを用意してくれる。ディナーに抱えていっても負担にならない小ぶりなサイズなら予算は3,000円〜5,000円ほど。〈ALL GOOD FLOWERS〉らしいグリーンやスカイブルー、ネオンピンクなど目にも鮮やかなペーパーとリボンでラッピングすれば、クリスマス気分も倍増!
またホリデーシーズン向けのアイテムも入荷しており、たとえば手のひらに載る小さなモミの木にオリジナルのオーナメントを添えたり、花好きな友には世界的に高い人気を誇るオランダ発ブランド〈FIDRIO(フィデリオ)〉の一輪ざしを贈るのもアイデアだ。
ヴィヴィッドな一輪で、フェスティブシーズンの高揚感をさらに盛り上げよう!

「ovgo Baker BBB」
人気バナナブレッドの限定フレーバーをプチギフトに。
プラントベースのベイクショップ〈ovgo Baker〉。ちなみに“ovgo”とはOrganic (オーガニック)、Vegan (ヴィーガン)、Gluten-free (グルテンフリー) as Options (選択肢) の頭文字で、「有機やヴィーガン、グルテンフリーをひとつの“選択肢”として楽しめるように」という意味が込められているそう。しっとり食感の大ぶりなソフトクッキーが看板だが、こちらの〈ovgo Baker BBB〉は小伝馬町の本店で限定商品にも関わらず高い人気を誇っていたバナナブレッドをメインにした専門店だ。
福岡県産小麦粉を使用し、卵やバター、牛乳はすべて不使用。甘みはブラウンシュガーをメインに白砂糖は精製の過程で動物性素材を使わないものを選ぶなど、なるべく国産の、そして良質な素材のみで手作りされている。
ヴィーガン対応のスイーツであることはもちろんだが、最も大事にしていることはあくまで「おいしくて楽しい」こと! 約2.5㎝に分厚く切り分けたバナナブレッドはバナナの果肉がみっしりと練り込まれ、食べ応えも十分。
そして注目すべきは、あの小さな店内で生地作りから焼き上げまで一貫製造している点。ガラス越しのデッキオーブンから焼きたてのい〜い香りが漂ってくるのがその証拠。ホリデーシーズン限定のフレーバーも登場しており、クリスマススイーツの代表格・シュトーレンの風味に仕上げた「シュトーレン バナナブレッド」や「シュトーレンクッキー」、中からメルティーな塩キャラメルソースが出てくる「ソルティーキャラメル グーイークッキー」などクリスマス気分を盛り上げる味わいばかり。シナモンとオールスパイスを利かせた「シュトーレン バナナブレッド」は、バナナの果肉のジューシーさと相まって“新感覚のシュトーレン”といったおいしさ。ヘルシーで楽しいスイーツのプチギフトは、老若男女に喜ばれるはず。

「Äta CAVE D’OCCI」
コース料理の一品を新潟発ワインとともにアラカルトで楽しむ。
ディナーはフロアの中ほどにある〈Äta CAVE D’OCCI(アタ カーブ・ドッチ)〉へ。代官山に本店を構える魚介系ビストロの名店〈Äta〉と、新潟のワイナリー〈CAVE D’OCCI〉がコラボレーションした店だ。マグロのうなじや各地から仕入れる真牡蠣、仏・モンサンミシェル産ムール貝など、〈Äta〉の真骨頂と言える国内外の旬の魚介を活かした料理が楽しめるほか、スパークリングから赤まで〈CAVE D’OCCI〉のワインがフルラインナップで揃う。〈CAVE D’OCCI〉の「どうぶつシリーズ」やカジュアルラインの「FUNPY」は人気のため都内では常に品薄状態。なのでこれだけ揃っているのは貴重…!
ワインだけでなくワイナリー内にあるビール醸造所(〈CAVE D’OCCI BREWING〉)から運ばれるドラフトも飲めるので、最初の一杯は生ビールで始めるのもアリだ。
「T-MARKET」といえばフロア内の複数のレストランから注文し、自分好みのコースを自由にカスタマイズできるイートインスペース「T-MARKET PUBLIC TABLE」が大きな特徴だが、写真の「真鯛とチョリソーのアンダルシア風」は、この秋新登場した「T-MARKET PUBLIC TABLE限定コース」のために用意された一皿。通常はイートインスペースのみの提供だが、実は〈Äta CAVE D’OCCI〉ではアラカルトとしてオーダー可能なのだ。
魚介と肉を合わせるというスペイン・アンダルシア地方特有の調理法をベースに、仔羊や自家製チョリソー、アサリの旨みたっぷりのスープに真鯛を合わせた一皿。肉と貝類の出汁が淡白な真鯛に沁み込んで、軽やかでいて奥深い旨味がジワリと広がる…!
スターターには新潟の銘柄豚「越後もちぶた」で作る自家製モルタデッラハムがぴったり。さらにマグロのうなじやムール貝のニョッキなどスペシャリテを1〜2皿プラスしてもよし。肉と魚、双方の旨味に浸りながら、〈CAVE D’OCCI〉のワインを心ゆくまでペアリングしたい。

「BEAVER BAR」
ディナーの後は、パネットーネをツマミに食後酒を。
東日本橋の大人気店、割田健一シェフの〈BEAVER BREAD〉。その待望の姉妹店として「T-MARKET」に誕生した〈BEAVER BREAD BROTHERS〉。虎ノ門界隈で働く人々の胃袋を掴むブーランジェリーが、閉店後、ひっそりとバーへと変身するのをご存知だろうか? 割田シェフが「気軽にパン呑みできる店を」と開いたその名も〈BEAVER BAR〉だ。店自慢のハード系から惣菜パンまでを一皿にした「パン盛り合わせ」や、シラスや季節のキノコ類など様々な具材で楽しむタルティーヌ、栃木県那須産のブランド卵「御養卵」をフォカッチャで挟み、贅沢にも業務用のデッキオーブン(平窯)でちょっと炙ったタマゴサンド…等々、パン好きにはたまらないツマミが揃うが、クリスマスシーズンは「パネットーネ」でシメの食後酒を楽しむのはいかがだろう? 「パネットーネ」とはイタリアのクリスマスに欠かせないミラノ発祥の発酵菓子で、〈BEAVER BREAD〉では満を持して今年初登場したアイテム。店内で販売するこのオリジナル・パネットーネを、カットしてバーでもそっと提供してくれるのだ。
店長の金子和之さんは、かつて割田シェフが老舗フレンチ〈銀座レカン〉グループのブーランジェリーシェフを務めていた10年ほど前、共に同グループでフロアを担当していた人物。ナチュラルワインからクラシックまで飲みごろを揃えたワインをはじめ、リキュールやウィスキー、日本酒、さらにハイボールやオリジナルカクテルも用意し、スマートな所作で出してくれる。
食後酒はグラッパやアマーロ、コニャックといった蒸留酒からシェリーやベルモットなど、金子さんの好みで選んだ銘柄が15種類ほど揃っている。たとえばパネットーネに合わせてイタリアのグラッパをチョイスするのもいいし、またはアマーロと味わったり、ジンソーダでさっぱりとシメるのもおすすめだ。今回選んだ3品のように、すべて“イタリア縛り”でセレクトするのも面白い。
この季節ならではの、ちょっと大人な食後酒の嗜み方。ほろ酔いになっても地下鉄の改札は目の前。終電まで存分に、フェスティブな気分を楽しもう。




























