聖なる「場守り」で、クリスマスを彩り、新年を迎える準備を。
クリスマスの灯りがひとつ、またひとつと増えて街がきらめく頃、家の玄関や部屋の中にも“ホリデーシーズンの魔法”をそっと灯してくれるのが、クリスマススワッグ。フラワーデザイナー・市村美佳子さんが手がけるものは、“神さまの森”と呼ばれる岐阜県にある加子母の森のヒノキを束ねたもの。その名は、「場守り(ばまもり)」。正月飾りの役割も果たし、家内を清めるお守りとして一年中飾っておける“聖なるスワッグ作り”を体験できるワークショップを開催します。
“神さまの森”で育ったヒノキを束ねた「場守り」。
家の中に生花を飾る。それだけでもいつもより贅沢な日常を送れるが、スワッグならより長く、特別な意味を込めて楽しむことができます。
例えば、ホリデーシーズンは、クリスマスリースや正月飾りの代わりに新年の平安と繁栄を祈願する縁起物として飾られることも増え、さまざまなスワッグがフラワーショップの店頭に並んでいるが、他と一線を画す“贅沢さ”を味わえるのが、フラワーデザイナーの市村美佳子さんが手がける「場守り」。

「場守り」は、伊勢神宮で二十年に一度行われる式年遷宮の御用材を育てる特別区域「神宮備林」である岐阜県岐阜中津川市の加子母の森から分け与えられた神聖なヒノキをベースに束ねたもの。古くから大切に護られてきた“神聖な森”は、樹齢の異なるさまざまな木々を適切な場所に植え、自然界において最適な時期に切り出すことで、草花や動物、清らかな水が育まれる循環型の森が育まれてきました。
そんな土地からお裾分けしてもらったヒノキは、「健やかなるエネルギーに満ちています」と市村さんは語る。


「ご縁があり、加子母の森から分けていただいたヒノキを束ねたスワッグを数年前から製作しています。実際に葉っぱに触れると感じていただけるのですが、香りが豊かで、なんだかとても健やかなエネルギーが伝わってきます。神聖な植物を束ねて、その場を清めるという願いを込めて「場守り」と名付けました。同じく生き生きとした枝葉と束ねて、仕上げに古代より神事や日常生活に使われてきた日本の伝統素材である精麻の紐で根本を結び、完成です」

根元に結ぶ精麻は、場を清め、塩や水でも払えない穢れを祓う力があるとされています。見た目は艶があり、とても高尚なムード。クリスマスス、年越し、正月と、祝祭が続くホリデーシーズンを彩り、日本伝統の文化にも触れられる“場守り”作りを特別に体験できるワークショップを開催します。参加人数に限りがあるため、店頭でも市村さんが製作した“場守り”をご用意してお待ちしております。
きっと神聖な植物のエネルギーと共に、新しい一年の清々しい空気を運んでくれる。
神聖な植物のエネルギーを皆さまのもとへ 。
今回ワークショップで制作する“場守り”は長さ50-60cmほど。生き生きとしたフレッシュな時期だけでなく、そのまま飾っておくと、綺麗なドライになり、長く楽しんで頂けます。



