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松尾忠尚/ジャーナルスタンダード メンズ コンセプター
パン野ゆり
FASHION | 2024.5.31

EYETHINKで見つける、三者三様のアイウェアスタイル。

SELECT by BAYCREW’S内にある〈EYETHINK〉は、国内外を問わず、約70ブランド1000種類以上をセレクトし取り揃えているアイウェア専門店。今回は、デザイナーとスタイリスト、ヘアスタイリストの3人に豊富なラインナップから自分に似合う眼鏡とサングラスを選んでもらいました。
Photo: Hiromichi Uchida, Kazushige Kochi / Text: Minori Okajima / Edit: Shigeo Kanno
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EYETHINKで見つける、三者三様のアイウェアスタイル

KENSHINさんが選ぶアイウェア

KENSHIN

KENSHIN 「20本以上の眼鏡とサングラスを持っているのですが、しっくりくるものって意外と多くないんですよね。顔との相性や、レンズの色、着用するシーンなど、選ぶ基準はさまざま。運転用のサングラスひとつとっても、晴天用と雨天用で使い分けています。だからつい、似たようなデザインを手に取ってしまう気がします。自分では選ばない、新たな選択肢を見つけられるといいな」。

KENSHIN

スタッフにまず案内されたのは、クラシックな眼鏡が並ぶ〈サヴィルロウ〉のコーナー。伝統的なロールドゴールド製法をイタリアの職人によってハンドメイドで作られたアイウェアは、タイドアップの装いに似合うようにセレクトされている。

KENSHIN

KENSHIN「自分のスタイルの延長線上にある雰囲気で、どれも素敵。パントからスクエア、ラウンドまで種類も豊富にある。同じフレームでもミリ単位でサイズ展開があるので、顔の大きさや形に合わせて見比べられるのが魅力だと思いました。僕はこのラウンドタイプがお気に入り。とても伝統的なつくりなのですが、テンプルやブリッジに使われたイエローゴールドが動くたびにきらりと輝いて、品のよい印象を与えてくれますね」。

〈サヴィルロウ〉
ジョン・レノンやエリック・クラプトンなど世界中の音楽家に愛される〈サヴィルロウ〉は、創業時から現在まで手作業で仕上げることに重きを置き、丁寧な眼鏡作りを続けるブランド。KENSHINさんはラウンド型のレンズ45mm幅をセレクト。127,050円
KENSHIN

続いてサングラスコーナーに移動。トレンドのオーバル型から、大ぶりなラウンドフレーム、個性派デザインまで、食わず嫌いをせず気になったものを試していくKENSHINさん。

KENSHIN

KENSHIN「フレームの色も形もさまざまで、試着するのが楽しいですね。近くに全面鏡があるので、全体のバランスを見られるのもいい。これだけ種類があったら、どんなに悩んでも1本は自分にフィットするはず。スカイブルーが新鮮な〈セリーヌ〉のサングラスは今までかけたことがないデザイン。夏って少し浮かれた気分になりたいので目元から変えていきたいですね。だけどエレガントにまとまっているところが、さすが〈セリーヌ〉。レンズとの色合わせも絶妙です」。

〈セリーヌ〉のサングラス
目尻の直線的なラインと上がったキャットラインのシルエットがポイント。縦幅が少し狭いデザインのため、遊び心あるカラーでも目元はグッとシャープな印象に。左右のテンプルにプリントされたブランドロゴも、さりげないポイントに。ブラック、レッドの取り扱いもあり。60,500円
KENSHIN

KENSHIN「何気なく手に取った〈ボッテガ ヴェネタ〉のアイウェア、かけてみると意外としっくり来るかもれしれません。レンズが幅広く近未来的なデザインですが、フレームがない分、顔に馴染みますね。ゴールドのパーツが煌めいて、まるでジュエリーのような感覚で身につけられる。自分の中ではまったく新しい1本で、ぜひこういったデザインにも挑戦してみたいと感じました」。

〈ボッテガ ヴェネタ〉のアイウェア
日本のアイウェア専門店で取り扱いの少ない〈ボッテガ・ヴェネタ〉。こちらは日本国内では、〈EYETHINK〉限定の取り扱いフレーム。横に伸びたスポーティなリムレスのレンズに、繊細なゴールドパーツが際立つ。ブランドのアイコンディテールのひとつであるノットをテンプルに用いた。72,600円

榎本紀子さんが選ぶアイウェア

榎本紀子

榎本「これからの季節、サングラスは欠かせないファッションアイテム。ただかけるだけではなく、カチューシャのように頭の上につけたりとアクセサリーとしてコーディネートの仕上げに取り入れることも。最近は〈イッセイ ミヤケ〉×〈金子眼鏡〉のサングラスを購入したばかり。レンズは小さな方が、自分には似合うような気がします」。

榎本紀子

自身の好みがしっかりと定まっている榎本紀子さん。普段はセレクトショップなどのアイウェアコーナーやオンラインショップで購入することが多く、〈EYETHINK〉は初来店。ショップスタッフの説明とともに、普段はあまりかけないジャンルに挑戦することに。

榎本紀子

榎本「2024年春夏はアイウェアがトレンドに浮上したシーズン。特にこのサーモント型は今季注目されていて、個人的にもチェックしていました。でも自分にはあまり似合わないかも?と思っていて……。ですがフレームの横幅やレンズの色など、さまざまな種類を試着して比べてみると、しっくりくる1本が見つかりました。〈ユウイチ トヤマ.〉は日本のブランドなのでサイズや鼻パッドがフィットしていいですね」。

〈ユウイチ トヤマ.〉のサーモントスタイルのアイウェア
ブロー部分にボリュームを持たせたサーモントスタイルのアイウェアは、ブロー部分にカッティングを入れることで立体的な仕上がりに。角丸のウェリントンシェイプのため、男女ともに顔の形を問わずマッチしやすい。59,400円
榎本紀子

榎本「サングラスはレンズに色が入る分、存在感が強いので個性が出やすいアイテム。普段は小ぶりで横長シルエットのものが多いのですが、今年はキャットアイに挑戦してみたい! 目尻はきゅっと上がっているのですが、目の中央部分はカーブが緩やかなので、キツイ印象にならないのがポイントだと思います。〈ミュウ ミュウ〉は今のモードを牽引しているだけあって、どれもエッジが効いていて格好いい」。

〈ミュウ ミュウ〉のサングラス
〈ミュウ ミュウ〉の2023年秋冬コレクションで登場したことをきっかけに、小ぶりなフレームのアイウェアがトレンドに。立体的なブランドロゴが蝶番部分にあしらわれているのもアクセントになっている。57,200円
榎本紀子

中央の棚の引き出しを開けると、色や素材別に並んだ眼鏡がずらり。あえてブランド別に仕分けして陳列しないことで、先入観なくお気に入りの1本を見つけて欲しいというメッセージが込められている。

榎本「普段、ネックレスやリングなどのジュエリーはシルバー派なんです。イエローゴールドは色味が強く感じてしまうのと、部分的に入れているブリーチヘアと馴染みすぎてしまって。だけど、ふとかけてみたこの眼鏡は、ずっと前から持っていたかのような落ち着きがありました。前髪のラインを邪魔しないフラットなフレームラインが好相性なのかも。顔のサイズにも合うオクタゴン型、新発見しました」。

〈リンダ ファロー〉のアイウェア
フレームの縁部分にレコードのように線が入っている「STAFFORD」は〈EYETHINK〉の中でも希少。ファッション性の高い〈リンダ ファロー〉ならではの個性が光る1本。角に丸みのあるオクタゴン型と華奢なフレームのギャップが魅力。93,500円

渡邊薫さんが選ぶアイウェア

渡邊薫

渡邊「アイウェアは、スタイリングでもよく使用しているアイテムです。目元って顔まわりの印象を作るパーツなので、選ぶデザインによって雰囲気がまったく異なる。自分用にはキャットアイの大きなフレームが好みで、最近は調光レンズを入れて眼鏡をサングラスに変えたりと色々工夫して使っていますね。今は、夏らしいクリアフレームのサングラスが欲しい気分」。

渡邊薫

仕事柄、全身とアイウェアのバランスを普段から意識している渡邊さん。ジャケットなどフォーマルなアイテムに合わせる眼鏡から探してみることに。同じゴールドでも、イエローからローズ、ホワイトなど色味はさまざま。

渡邊薫

渡邊「ゴールドのフレームはまだ1つも持っていないのでかけてみたいと思っていました。〈ボッテガ・ヴェネタ〉のこちらは、おばあちゃんから譲り受けたかのような、どこか懐かしいデザイン。ですが身につけてみると、目元が引き締まってスタイリッシュにまとまりますね。耳に触れるテンプル部分の素材がPVCになっているので肌触りがよく、長時間かけていても疲れにくいように感じました。首元にかけてジュエリーのように魅せても可愛い」。

〈ボッテガ・ヴェネタ〉のアイウェア
スクエアがかったレトロなオクタゴンシェイプでありながら、華奢なホワイトゴールドフレームで上品な雰囲気に仕上げている。蝶番部分にワンポイントのディテールを効かせ、耳元をさりげなく華やかに演出。51,700円
渡邊薫

渡邊「クリアフレームでも、ベージュがかっていたり、中にゴールドのあしらいがあったりなど、ブランドによって個性はさまざま。今年の気分で選ぶなら……。〈ミュウ ミュウ〉は無色透明で、ちょっとおもちゃっぽい大きなフレームが可愛いです。角ばっているけれどクリアな柔らかな印象ですし、サイドのロゴも高級感があっていい。今日のようなジャケットスタイルに合わせてもギャップがあってお洒落ですね」。

〈ミュウ ミュウ〉のアイウェア
大きなフレームと太いテンプルが存在感のある1本。直線的なスクエアにキャットアイの要素をプラスしたシェイプは、今季〈ミュウ ミュウ〉が提案するスタイルのひとつ。クリアなフレームにゴールドのパーツとブランドロゴが映える。44,220円
渡邊薫

最後に、渡邊さんが今リアルに狙っているアイウェアを物色中。「ずっと、レトロシックなデザインを探しているんです。ヴィンテージの年代物を含めて、自分に似合う1本を追い求めています。古着と合わせてもハマりすぎず、どこかに洗練された抜け感のある雰囲気を出せたらいいのですが……。〈EYETHINK〉でぜひ見つけたい!」。

渡邊薫

渡邊「最初に見たときはデザインが個性的かな?と思ったのですが、かけてみると不思議と自然。フレームに奥行きがあるから目元に印象が集まりやすく、シャープに見せたいときによさそうですね。黒のフレームだと強すぎるところを、ハバナカラーで中和しているところも魅力。〈グッチ〉が得意とする、レトロ×モードの提案が生きているアイテムだと思いました」。

〈グッチ〉のアイウェア
昨今のアイウェアトレンドのひとつが、スクエアシェイプ。エッジを聞かせながらもゆとりあるサイズ感にすることで、抜け感を出すことで、目元の印象を和らげている。サイドのブランドロゴとスタッズがポイント。62,700円