LOVE it ONCE MOREが展開する特別なイベント「VIP ROOM」がSELECT by BAYCREW’Sで開催。
ニットブランドのLOVE it ONCE MORE/ラヴィットワンスモアとSELECT by BAYCREW’Sがタッグを組んで開催されるイベント「VIP ROOM」が、10月25日から11月4日まで行われる。デザイナーのMaroさん、THE STANDバイヤーの木谷実穂さん、WEB VCの田原麻捺さんの3人にイベント開催までの取り組みについて伺った。
余剰糸やリサイクル糸などを使ってハンドメイドのニットアイテムを作り出すLOVE it ONCE MORE。今回のイベント「VIP ROOM」では、それらのアイテムが展示販売され、ワークショップも開催される。企画からイベントまでの歩みを3人が語る。
Maro:以前に私がポップアップを開催した時に、田原さんに手伝ってもらいました。その関係で、田原さんが木谷さんに声をかけてくれましたね。わずかな休憩時間を使ってきていただいたのがとても嬉しかったです。
木谷:私はその時ちょうどTHE STANDのバイイングをやるようになって、田原さんからMaroさんを紹介していただいたのをきっかけに展示会にもお伺いしました。とても素敵だったのでディレクターの栗原さんにもお話しをして、そこからは一気に話が進みましたね。
Maro:正直、話が早く進んで思っていたよりも規模も大きくなり、私自身もびっくりしました。二人は想像していましたか?
田原:そうですね、スピード感は分からなかったけど、規模は大きくしたいと思っていました。でも、実はこの企画を大きくしてくれたのは、玉木悠斗さん(ジャーナルスタンダードPR)のおかげでもあります。
木谷:このイベントは、余剰糸やリサイクル糸を使ったワークショップと展示で構成されますが、今回は、3階の広いスペースを使って行うことになりました。最初は、2階のTHE STANDの売り場と3階に分けて行うアイデアもありましたが、せっかくなら広いところでということで、3階になったんです。
Maro: SELECT by BAYCREW’Sの真っ白な空間でイベントができるのは本当にありがたいんです。色を扱っているブランドとしては、表現しやすいし、来客される方にもその空間で見てもらえるのは嬉しいですね。
田原:LOVE it ONCE MOREの取り組んでいることは、話だけではみんなが想像つきにくいと思うんですよ。だから、あの空間でワークショップと展示を同時に開催するのはとても意味があるし、伝わりやすいと思いますね。それに、ヴィジュアル撮影をしたのも良かったですね。
Maro:ヴィジュアル撮影は、最初は内々で小規模な撮影を考えていたんですが、ベイクルーズさんのご協力で本格的な撮影を組むことができました。曇り気味の天気の感じにも救われて、ブランドのムードにぴったりの空気感で撮影することができました。今までに経験したことない撮影だったので感動しましたね。
田原:内々の話で恐縮ですが、あのヴィジュアルは、いろいろな人に高評価をもらってるんです。すごく可愛らしいく印象的だと。私も撮影に立ち会いましたが、本当にミラクルな天候でしたし、場所とニットのスタイルがハマっていました。
Maro:残布とか残糸とか環境に優しい素材を使った製品を作るのは、意外と難しいんです。私は自分で全部手作りしていますが、作業にはしたくないんですね。ここにある糸を自分の感覚で選んで、手で太さを揃えて編んでいくんです。なので、同じものは作れません。1ヶ月に1、2度は糸を買い足して作品を作っています。基本的に、これまでにお付き合いのあった糸屋やニット工場にかけあって糸を探したり、リサイクルウールの糸をブランドのオリジナルカラーに染めてもらったりしています。
田原:すごいですよね。色の偏りもないから全体のバランスもすごくいい。それぞれのアイテムもすごく可愛いくてどれも目移りしちゃうと思いますよ。
木谷:私が所属するTHE STANDは、例えるなら、学校のクラスみたいな感じなんです。経験値の高いベテランがいてそこに自分も混ぜてもらっている感じ。誰かが面白いと思ったことを話してクイックに動かしていくので、アイデアが生まれてからお客様に届くまで旬な状態で届けることができるんですね。この「VIP ROOM」の企画もワイワイしながら開催まで辿り着けましたね。私たちが楽しんでいるように、ぜひ、お客様にもお気軽に「VIP ROOM」にいらしていただければと思います。
田原:ワークショップは友達同士でも親子でも楽しめると思います。実際にニットを使って編み物をする貴重な機会なのでぜひ体験してほしいですね。