LANG JP EN
( Magazine )
FASHION / CULTURE / PEOPLE / ART / FOOD / STAFF BLOG / FASHION / CULTURE / PEOPLE / ART / FOOD / STAFF BLOG /
PEOPLE | 2024.8.13

SELECT by BAYCREW’Sのキーマンたちに聞く「20の質問」。国井栄之/ミタスニーカーズ クリエイティブディレクター

本企画『PEOPLE』では、<SELECT by BAYCREW’S>のキーマンたちに20の質問を投げかけ、彼らの好きなモノやコト、リアルな気分を伺います。今回は、スニーカー専門ショップ〈Herringbone Footwear〉のディレクターを務める国井栄之さんに話を聞きました。

Photo: Hiromichi Uchida / Text: Keiichiro Miyata / Edit: Shigeo Kanno
SHARE

Q1.座右の銘は?
A1.温故知新。スニーカーだけに限らず、どの分野も先人あっての今だと思うんです。2004年には、“温故知新”と命名した《エアフォース1》のコラボレーション企画が、〈ミタスニーカーズ〉を世界に知ってもらう大きなきっかけになったので、そういう意味でも、この言葉を昔から大切にしています。

Q2.趣味は?
A2.ガジェット収集です。何事も新しいもの好きで、子供の頃から“車が空を飛ぶ”ような未来に憧れてきました。イノベーティブなスニーカーや最新のガジェットは、僕が憧れた未来に近づいている気がして、つい手に取ってしまいます。

Q3.今、ハマっていることは?
A3.電車移動。今って自分に必要ない情報を“スキップ”できる時代だと思うんです。そうなると無駄な情報が入ってこなくて、結果としてアンテナが低くなる気がしていて。知らず知らずのうちに色々な情報が目に飛び込んでくる電車での移動は、インプットの場として意識的に取り入れています。

Q4.日々の必需品は?
A4.アップル製品とコーヒーです。

Q5.勝負メシは?
A5.お鮨。街の鮨屋に最近ハマっていて、飛び込みで行くこともあります。

Q6.愛車は?
A6.〈Mercedes-Benz〉です。車に興味があった訳ではなく、インフォテインメントシステム《MBUX》に興味がありました。

Q7.これから買いたいものは?
A7.常に衝動買いなので、ちょっと思い浮かびません。

Q8.これから始めたいことは?
A8.趣味探し。休日と呼べるようなオフがないので、趣味と呼べるものがなくて。仕事以外で、自分の時間を割いてまで夢中になれるものがあるか。あるなら、見つけてみたい。

Q9.落ち着く場所は?
A9.上野。〈ミタスニーカーズ〉が長年店を構える場所でもあるので、僕らのホーム。

Q10.いちばんの宝物は?
A10.今現在。

Q11.休日の過ごし方は?
A11.あまりオンとオフがないので、休日という概念が自分にはありません。

Q12.センスが良いと思う人は?
A12. フォトグラファーの鈴木啓太くん。

Q13.好きな映画は?
A13.80年代のワーナーが配給した作品達です。中でもグーニーズ(1985年/リチャード・ドナー監督/アメリカ)。屋根裏から始まる冒険活劇は全ての行動原理が子供らしい自由な視点で描かれ、BMXやスニーカーに始まり数多くの影響を受けました。〈ナイキ〉の《CORTEZ NYLON》を購入ししたのもそのひとつで、記憶にある限り、自分が初めて買ったスニーカーだったと思います。

Q14.好きな写真集は?
A14. Whiz Limited: The Finest of Tokyo Street(RIZZOLI NEW YORK刊)。東京のインデペンデントなブランドがリッツォーリから写真集を出せるなんて。すごく刺激をもらいました。

Q15.好きな音楽は?
A15.世代的にはヒップホップですが、その元ネタの楽曲も聞くし。シチュエーションによって異なります。

Q16.あなたにとってスニーカーはどんな存在ですか?
A16.世界共通言語。モデル名は万国共通ですし、洋服のように地域によってサイズ規格が変わることもない。スポーツ、カルチャー、ファッションの変遷を語る上でも一つのシンボルになるし、言葉にしなくとも、同士にだけ届く周波数のように、それを履いているだけで自分のスタンスやスタイルを表現できる、そんなもの。

Q17.靴箱に必ずあるシューズは?
A17.それほど偏りはありませんが、靴箱を占める比率は〈ニューバランス〉が高いかもしれません。ブランドが持つ性質として、すごくニュートラルだから、「この靴はこう履く」というセオリーがない。そこが魅力です。良くも悪くも、「この靴はこういう人が履く」というセオリーができてしまうと、なんかつまらなくなってきて、履きたい気持ちが薄れてくる。そういう意味で、ニューバランスは誰のものでもない。他とは一線を画すようにシグネチャーモデルもない。その姿勢が素晴らしい。

Q18.今日履いているスニーカーは?
A18.世界中のスニーカーショップがトーナメント形式でフットウェアデザインを競う「アディダス コンソーシアム カップ」に日本代表として出場した際に、敗れなければ次戦で発表する予定だったモデルです。本来、日の目を見ることがないはずでしたが、特別に10足だけ生産していただき、イベントでASK抽選を行いました。そのモデルのプロトタイプを履いてきました。

Q19.最も刺激を受けたスニーカーは?
A19.数々ありますが、常に最新作に惹かれます。

Q20.2024年の傑作スニーカーは?
A20.これからリリースされるXXXです。〈Herringbone Footwear〉にも並ぶのでぜひ楽しみにしてください。