服を変えるように、アイウェアを変える。丸山佑香さんと選ぶ<EYETHINK>の秋冬スタイリング。
着こなしのムードを一新するアイウェア。顔まわりを彩る一本を気分や装いに合わせて選べば、いつものスタイルにも新しい表情が生まれる。今回はスタイリスト丸山佑香さんとともに、〈EYETHINK〉で秋冬のアイウェアをセレクト。今季の気分を捉えたスタイリングから、服や小物とのバランス、自由に楽しむためのヒントを探ります。
おしゃれな人ほど、アイウェアを味方につけている
街で目を引く人を見ていると、メガネを自然に取り入れていることが多いと丸山さん。シンプルな服でも、顔まわりにひとつ個性を足すだけで、その人らしさがぐっと鮮明になる。
「カフェの店員さんとか、街ですれ違った人を見て“おしゃれだな”と思うと、メガネをかけている率がすごく高いんです。Tシャツとデニムみたいなシンプルな格好って、服だけでは人と差を出しづらいじゃないですか。そこで個性を出せるのがアイウェアなのかなって。デニムのサイズ感をわかって穿きこなしている人みたいに、メガネをかけこなしている人って、おしゃれ上級者に見えるように思われます」

秋冬の重さは、フレームの軽さで引き算する
レザーやウールなど、重厚感のある素材が増える秋冬。そこに合わせるアイウェアは、どう選ぶのが正解?
「例えばレザーアイテムのように、質感も見た目も重厚感のある服なら、華奢な細いフレームを合わせて軽さを出します。逆にレザーを着ていても、インナーがTシャツだったり、全体が軽めにまとまっているなら、少し太めのフレームを合わせてもいい。全部を重くしてしまうと、ごちゃっと見えたり、ずしっとした印象になってしまうので、服とメガネのどこかでバランスを取ることは意識しています」

「黒縁メガネも、私にとってはスタイリングを締めるアイテムのひとつ。Tシャツとパンツだけのさらっとした着こなしや、なんとなく全体が締まらないと感じる時にかけると、グッとまとまるんです。反対に服に存在感がある日は、細いフレームで抜けをつくる。秋冬は服そのものにボリュームや重さが出るからこそ、アイウェアで軽やかさを足すのもいいと思います」

アイウェアは、ジュエリーでもありメイクでもある
帽子、ピアス、ネックレス。顔まわりは足せば足すほど華やかになる一方、盛りすぎにも注意したいところ。丸山さんが意識しているのは、すべてを主役にしないこと。ときにはメガネそのものを“顔をつくるもの”として考える。
「大ぶりなフレームなら、大きなピアスは合わせないかも。帽子とメガネでギリギリ、みたいな。逆に細いフレームなら、ピアスを足してもいい。そのバランスは結構考えます。私自身あまりしっかりメイクをしないので、黒縁メガネをアイラインみたいな感覚で使うこともあって。メガネって帽子よりも肌に近いし、顔そのものの印象をつくるもの。自分にとっては、メイクに近い存在なのかもしれません」

最初の一本は“似合う”より“好き”から
アイウェアをファッションとして取り入れたことがない人ほど、「自分に似合う形」を考えすぎてしまいがち。でも丸山さんがすすめるのは、もっと直感的な選び方。
「服やバッグ、ジュエリーを選ぶように、まずは好きなものを手に取ればいいんです。シンプルな服が好きなら黒縁でもいいし、個性的なものが好きなら最初から個性派のメガネでもいい。普段のファッションアイテムと同じ感覚で選べばいいと思います。そんなに人って見ていないから(笑)。自分が可愛いと思ったものを選んで、かけ続けていると不思議と馴染んでくるんですよね。髪色を変えるより簡単だし、Tシャツとパンツしか着ない人でもメガネを替えるだけで印象は変わる。秋服を買うより先に、メガネから秋の気分を取り入れるのもいいんじゃないでしょうか」



