CULTURE | 2025.11.10
時を継ぐ手仕事、ヴィンテージウォッチの美学。
自分にとって“いい時計”は、理由よりも感触で決まる。手に乗せた瞬間のフィット感は、写真やスペックでは確かめられない。ヴィンテージウォッチの魅力は、その場で触れて、直感で選べる自由さにある。職人の手で整えられ、長く時間を刻んできた一本が、そっと自分に馴染む。その最高の瞬間を、ぜひ店頭で味わってほしい。
Photo: Masaki Ogawa / Styling: Yu-ka Matsumoto / Text & Edit: Shigeo Kanno

細かなヘアラインが残るシルバーの文字盤と、軽快なジュビリーブレス。経年とともに深まった質感が、一本の個性になる。

繊細なテクスチャーが光をすくう、シルバーのブレスレットに小さなフェイスに上質なダイヤル。ジュエリーのようにまとえる一本。

ムーンフェイズやトリプルカレンダーなど、当時の技術を詰め込んだヴィンテージモデル。エイジングした文字盤と、革ベルトの手触り。唯一無二の“表情”を楽しみたい。

華奢なケースに、細工の入ったゴールドメッシュ。ジュエリーのように楽しめるヴィンテージウォッチ。サイズも風合いも、出会いは一期一会。

コンパクトなスクエアケースと、細いレザーベルト。ヴィンテージらしい上品なサイズ感が、手元をすっきり見せる。普段使いできる、クラシックな一本。

角のラインが美しく、ビスのバランスが心地よい。ディテールで選ぶヴィンテージウォッチが手元のスタイルを変える。

